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桜霞の神隠し / 凛紫水
2009年07月23日 (木) | 編集 |
桜霞の神隠し (白泉社花丸文庫)桜霞の神隠し (白泉社花丸文庫)
(2009/05/20)
凛 紫水

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読み方が難しいですね・・・「りん しすい」さんと読むそうですよ。
これが、初作品なんですね~。
和物で名前の読み方が難しいとくると、『山藍先生』を連想してしまいまして
「お耽美なの?お耽美なのかしら・・・!?」とドキドキしてしまいました。
どろりと濃い目な作風は苦手なもので・・・。
あっ因みに『山藍先生』のお名前、未だに読めません・・・。駄目ヤローが!!

★あらすじ★
なあ、俺のこと、どっから喰うの?

「おにーーっ、どこだぁ、出てこいッ」
春絶頂の桜海国。鬼が棲むという噂のある仙石谷に、一人の少年が訪れた。
彼の名は桜蘭。
領主の嫡子として、民のため、単独鬼退治にやってきたのだ。
しかしついに出遭ったその鬼は、ド派手な着物に腰までの長髪、花のごとき艶冶な美貌と、すべてが規格外の青年で、勢いを削がれた桜蘭は、(なきに等しい実力を発揮するまでもなく)敢えなく返り討ち!
無様に気絶したところを塒に連れ帰られ、なぜだか契りを交わし、同棲する羽目になり……!?
父である領主の頼みで鬼退治にやってきた少年・桜蘭。しかし、鬼退治とは名ばかりで妾腹である桜蘭を邪魔に思った父の策略だったんです。認められたいと必死な桜蘭は、そんな裏があるとは露にも思わず玩具に等しい刀を持たされやってきていたんです。

そんな桜蘭の呼びかけに応え出てきた鬼は、派手な着流しに容姿端麗な青年・阿修羅。勇ましく切りかかったのはいいですが、さらりとかわされ自爆(笑)気絶した桜蘭は、阿修羅の塒へと連れ帰られます。

連れ帰られ怪我の手当てもされた桜蘭は、
『煮るなり、焼くなり好きにしろ!』と言い放ち~・・・

おいしく戴かれてしまいます!!笑

これがですね~、また何とも甘いのですよ~!
桜蘭は「こわい」と言いながらも、ぎゅっとしがみ付き
舌足らずに「あしゅ、あしゅぅ・・・」と呼ぶんです~。
初めて言葉を交わした時から淡い愛しさを感じてた阿修羅ですが、この呼び方に明確な愛しさを覚えるんですね。

桜蘭の方も、共に暮らすうちに阿修羅の優しさに触れ、人に甘える事を知ります。
そして、ずっと阿修羅の側にいたいと思うようになるんです。
そうなるとなぜ阿修羅が鬼になったのか知りたくなります。

けれどそれは永遠に癒えぬ心の傷に、土足で踏み込む事。
阿修羅が鬼となったわけ、それは人々の弱い心が原因で
愛した少年を無残にも焼き殺されたためだったんです。

一人の少年を深く愛したがゆえに、鬼へと堕ちた阿修羅。
それ以降200年以上もの間、たった一人孤独に生きてきたんです。
桜蘭を愛おしく思う阿修羅ですが、鬼である以上同じように生きることは出来ません。
桜蘭が求めている言葉がわかっていながら突き放すんです。
それが阿修羅なりの愛でした。

突き放された桜蘭は絶望しかけますが、底が見えかけたとき自分の過ちに気付くんです。自分は愛情を求めるばかりで愛そうとしてなかったことに・・・。
桜蘭はたとえ愛されなくとも、阿修羅と共に生きることを決めるんです。
そのために父と話そうと阿修羅に黙って都へと向かいます。

そして、悲劇が起こってしまいます。それに対し阿修羅がとった行動は・・・。

少々、ご都合主義にも見えますが二人が共に生きていくには、この行動以外ありえないでしょうね~。孤独だった者同士、やっと掴んだ『光』。
幸せになってくれなきゃ~、ねぇ~?笑

初作品と言うことで、ちょっとドキドキしましたけどとてもよかったです。
王道というかんじでしょうか。
白黒、はっきり片をつけてくれてるので、(悪者が罰を受けないグレーは苦手!)
個人的には読みやすかったし、モヤモヤせずに済みました!

ただ、そうですね~一点不満をあげるならば
「あしゅぅ~」と言う呼び方は、りっこ的には甘すぎたような・・・苦笑
4~5歳の子供なら、「かわいい♪」と感じるんですが、
桜蘭は13~14歳くらいの設定だったのでね・・・う~ん。

まあ、阿修羅はそこがよかったみたいだからええか・・・。


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テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
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